御社宝・文化財

 

「山王」額
藤田東湖先生染筆
旧山王鳥居に掲げられた額面。

東京清瀬 日枝神社・水天宮 山王額

「不動明王立像」
明治維新までの神仏混淆時代に、日枝神社の別当寺(神社をお守りする寺)正覚寺の御本尊でした。(清瀬市指定文化財)

東京清瀬 日枝神社・水天宮 不動明王立像

清戸の獅子舞(清瀬市無形文化財)
東京清瀬 日枝神社・水天宮 獅子舞 この獅子舞は7月15日、日枝神社の夏季祭当日に奉納される『舞』で、古来より悪疫除・無病息災・家内安全の祈願という、信仰的行事である。起源は詳かではないが、北条氏照(1540~1590)が所沢市字城に城郭を築造し、その守護神として奉斎されたのが、当地に受けつがれるようになったと伝えられている。

 この舞は、練り行列から始まり、沿道からくり出し、露払(棒使い)二人が先導を警固し、左右に花笠二人が並び、中央に山の神、後に雌獅子、中獅子、雄獅子の三頭が続き、笛と太鼓の音に合わせて、行列はしずしずと社前に進み、「棒使いの場所定めの演技」のあいずにより獅子舞が始まる。この舞の動作は勇壮で、素朴な音曲は郷愁をさそい、しばし時のたつのを忘れさせる舞曲であり、他の獅子舞では見られない格調の高いものである。


歌詞の一説に
『千早ふる 神の囲垣に 苔はえて われらも古き 氏子なるもの』
とある。昭和52年7月1日に清瀬市無形民俗文化財に指定された。